株式会社 リプラス
代表取締役 柳町 正樹 様
卒業期:34期
柳町社長をはじめ、多くの幹部社員様にご受講いただいておりますが、その理由を教えていただけますか。
私以外にも多数の幹部社員を派遣しているのは、ベクトルや価値観を合わせることが企業経営を行う上で非常に重要であると考えているからです。
そのためには、幹部社員は経営者と同じ視点や考え方を持つ(共通言語で話ができる)ことが必要になります。経営者大學に派遣することで、幹部社員も私と同じカリキュラムで経営について学ぶことができますし、物事を考える視点が経営者目線まで高まります。そのため、弊社では幹部社員を順次派遣することにしています。
ご自身やご派遣いただいた幹部社員様が、経営者大學のご受講を通じて成長したと感じる点を教えていただけますか。
成長のきっかけとなったのは第2講の「SIP(Self Innovation Program)研修」です。私自身もこの研修で大きな衝撃を受けたことは今でも覚えていますし、派遣した幹部社員たちもみな一様に衝撃を受けていました。
SIP研修では、受講生が長所を発揮するための阻害要因が、仕事とプライベートに関わらず顕在化します。そのため、派遣した幹部社員の多くがSIP研修後から一時的にスランプに陥りました。しかし、自身の課題に向き合い乗り越えることで確実に成長して修了を迎えることができています。
また、経営者大學では、1年間の研修受講を通じてロジカルに物事を考える力が養われます。こういったことが、現在の活躍に繋がっていると感じています。
幹部社員様は、どのようにしてスランプを乗り越えられたのでしょうか。
スランプを乗り越えることができたのは、受講中に講師からの指導や、他社の同じような立場にいる受講生から適切な助言をいただけたからです。
悩みを相談したときに、社内では身内ということからつい厳しいアドバイスとなってしまいがちです。しかし、先生や他の受講生の方々は悩みの本質を理解して、厳しくも柔らかなアドバイスをしてくれました。このようなアドバイスをいただける環境があることも経営者大學の価値だと思います。
経営者大學では学びの総括として中期経営計画を策定していただきますが、特に印象に残っていることを教えていただけますか。
特に印象に残っているのは、SWOT分析と戦略ドメインの検討です。
当社は特急データ復旧やNASサーバーの販売・保守をサービスとしております。受講当時、「クラウド」という言葉が社会に出回り始めており、私は当社の事業に大きな影響を与える存在になり得ると考えていました。
しかし、SWOT分析を行い、クラウドを「ピンチ・脅威」と捉えて終わるのではなく、見方を変えることによって「チャンス・機会」と考えることができたため、弊社でもクラウドサービスの提供を開始しました。また、戦略ドメインを検討した結果、事業の特徴をより深く理解し、法人向けのサービスに経営資源を集中するという判断をしました。
これらの学びを中期経営計画にまとめ、計画の実現に向け全社員のベクトルを合わせる働きかけを続けてきたことで、現在まで成長し続けることができました。
最後に経営者大學の受講を検討している方に向け、OBとして一言いただけますか。
私は、中堅企業の経営者もしくは経営幹部が、企業経営もしくは組織マネジメントを学ぶには経営者大學が日本一だと思います。おすすめです。