高浜電工 株式会社
代表取締役 高桑 雄司 様
修了期:15期
経営者大學を受講されることになった経緯を教えていただけますか。
当時は営業部の次長で、社長からの業務命令として参加することになりました。業務命令ではありましたが、開講前のオリエンテーションで興味を惹かれましたので、非常に楽しみにしていました。電気に関しては誰にも負けない自信がありましたが、こと経営においては関わる機会がなかったので、私が知らない分野について学べるという楽しみがありました。
講義内容で特に印象に残っていることはどのようなことですか。
全体的に印象に残っていますが、受講したことで企業が社会の公器であることを学ぶことができ、会社を経営することに対する意識が高まりました。また、財務諸表の見方を学び、数字を見ることができないと経営者失格であると教わったことも印象的でした。他の受講生は様々な立場や役職、業種の方でしたので、同期から刺激を受けたことも覚えています。そして何より衝撃だったのは、「SIP(Self Innovation Program)研修」です。
SIP研修で社長になる決意をされたとお聞きしておりますが、詳しく教えていただけますか。
入社当時から、将来は自分で会社を立ち上げたいという気持ちがあり、今後独立するための糧になるという思いで、色々なことにチャレンジしていました。しかし、SIP研修で、社長になるならば、高浜電工の社長になればいいのではないかと指摘されました。
その通りだと気づき、その場で高浜電工の社長になることを決意し、宣言しました。宣言した後は、より一層気持ちを引き締めて仕事に臨むようになり、4年後には社長に就任することができました。
高桑社長以外にも、経営幹部の方を経営者大學にご派遣頂いておりますが、その理由を教えていただけますでしょうか。
当社は、100年(以上)続く会社を目指しており、世代交代をしていく上で、次に会社を引っ張っていく人を育てていくことは必要不可欠です。そのためにも、早い段階から経営者意識を持ってもらうためにも派遣しています。また、社長一人で会社の経営はできません。社長と同じレベルで経営とはどういうものかを知る存在が社内にいることが望ましい状態だと考えていることもあります。
経営者大學にご派遣頂いた方の変化は感じられますか?
参加したメンバーとは「言葉」が通じやすくなったと感じています。私が話した内容の理解が早くなりました。また、考え方のバランスが良くなったようにも感じます。加えて、自分たちでやっていかなければならないという自覚も生まれて、指示待ちではなく、自分で考えて行動するようになってくれています。
今後、経営者大學を受講する方に向けて、OBとして一言いただけますか。
弊社では、経営に携わる幹部社員に経営者大學を受講させています。その理由は、私の次の世代に経営のバトンを渡すことを考えた際に、社長一人の力では会社を進歩発展させ続けるのは難しく、社内で一緒に経営を担ってくれるブレーンの存在が欠かせないと考えているからです。
弊社は電気工事業を営んでおり、電気に関する専門家は大勢います。しかし、経営者に必要とされるのは、電気工事の知識や技術だけではありません。経営のプロとして、会社をうまく引っ張っていく知識やスキルが必要になります。その意味において、経営者大學は、経営に関する知識を体系的に学ぶことができるとともに 担当コンサルタントに自社の問題点や課題を相談することができます。経営者としての成長機会を得られるだけではなく、自社を成長発展させることもできる良いシステムだと感じています。
1年間学び、実践することで、自分のためにも会社のためにもなること間違いありません。ぜひ一緒に学ぶ仲間とよい時間をお過ごしください。